はじめに
ドライヤーの送風機能だけで乾かしてみたところ意外と乾かす時間がかからないなと思い、送風と温風では乾かす時間や電気代がどのくらい違うのか調べてみることにしました。
はじめに髪が乾くまでの時間を送風・温風それぞれで複数回計測して、次にそれぞれの電気代を計算しました。
それらの結果より、送風・温風のどちらが良いかメリット・デメリットをまとめています。
乾くまでの時間を送風・温風それぞれで比較
髪が乾くまでの時間を送風・温風それぞれを計測して比較していきます。
以下条件で測定をしました。
・タオルで髪を拭く際は一面だけ使用する
・測定したのは9月
・測定期間の途中で髪は切らない
・髪型についてはメンズで長さはミディアム
・送風1回目→温風1回目→送風2回目→… という順で測定
送風 | 温風 | |
1回目 | 4分33秒 | 2分01秒 |
2回目 | 4分06秒 | 1分45秒 |
3回目 | 4分45秒 | 2分17秒 |
4回目 | 5分48秒 | 2分40秒 |
5回目 | 3分43秒 | 2分41秒 |
6回目 | 4分35秒 | 2分09秒 |
7回目 | 3分20秒 | 1分48秒 |
8回目 | 4分06秒 | 2分11秒 |
9回目 | 3分43秒 | 2分18秒 |
10回目 | 5分13秒 | 1分56秒 |
平均 | 4分23秒 | 2分11秒 |
乾くまでの時間について、送風の場合は平均4分23秒、温風の場合は平均2分11秒かかることがわかりました。
送風の方が温風の約2倍の時間が髪を乾かすために必要となるということがわかりました。
電気代を送風・温風それぞれで比較
次に、送風・温風それぞれでどのくらいの電気代がかかるのかを調べて比較していきます。

こちらの消費電力測定器を使って測定していきます。
送風・温風それぞれで10分間使い続けて電気代がどのくらいになるのか調べてきます。
電気代は多くのサイトで目安としては1kWhで約31円となっていました。(2025年10月)
10分間使用時 の電力量 | 10分間使用時 の電気代 | |
送風 | 0.02 kWh | 0.64 円 |
温風 | 0.19 kWh | 5.89 円 |
調査結果はこちらになります。
同じ時間の使用だと温風の方が送風の9.5倍の電力を消費していることがわかりました。
送風と温風のどちらが良いか
今回の調査でわかった乾くまでにかかる時間と電気代より、一か月の使用を想定した場合は以下であることがわかりました。
・送風・・・使用時間は131分30秒/月 → 8.42円/月
・温風・・・使用時間は65分0秒/月 → 38.29円/月
今回の調査結果より、送風と温風どちらにするかを考えるうえで重要なことは、
温風は送風と比べて月の電気代は4.6倍かかるが、約2倍速く乾くということだと思います。
時間、電気代、涼しさ(または暖かさ)、の何を重視するかで送風と温風のどちらを選択するかは変わってくると思います。
この記事を読んで、自分ならどうするかということを考えるきっかけになれば良いと思います。
さいごに:今回使用したドライヤーについて

今回使用したドライヤーはTESCOMのNIB400Aです。
TESCOMは業務用ドライヤーのNobbyブランドとしても有名であり、こちらは一般家庭向けに作っているモデルなのでブランド名は『Nobby by Tescom』となっています。
日本製であり、業務用としてのノウハウが詰め込まれたこちらのドライヤーについて、興味ある方は是非購入を検討してみてください。
