レトルトパスタソースを電子レンジで加熱する際、必ずと言って良いほど中の具が弾けてラップに付いてしまいます。
1人前のパスタソースの加熱時間はほどんどの商品が1分半程ですがパスタの茹で時間が5分程かかるので、W数を下げて加熱時間を長くすることでパスタソースが弾けることも無くなるのではないかと思いました。
はじめに500Wと200Wでそれぞれ何分加熱すれば同程度なのかを確認し、次に実際に加熱して比較していきます。
まずは、加熱時間の確認をしていきます。
パスタソースの説明書に記されている通り、500Wの場合の加熱時間は1分30秒です。
電力量 ( J ) = 電力 ( W ) × 時間 ( 秒 )
次はこちらのジュールの法則より、200Wの場合の加熱時間について確認していきます。
500Wで1分30秒の電力量については、
500 ( W ) × 90 ( 秒 ) = 45,000 ( J )
なので45,000Jです。
200Wで45,000Jに達するまでの時間は、
45,000 ( J ) ÷ 200 ( W ) = 225 ( 秒 )
なので225秒(3分45秒)です。
少し長めにして、200Wの場合の加熱時間は3分50秒とします。
500W→200Wに変換する場合は、500Wの加熱時間を2.5倍にしてください。
それでは、実際に電子レンジで加熱して比較していきます。
こちらは加熱する前のパスタソースです。
500Wと200W、どちらも同じパスタソースを使用します。
500Wで1分30秒加熱しました。
かなり飛び散っています。
加熱中にもボコボコと破裂音がしていました。
200Wで3分50秒加熱しました。
こちらは全く飛び散りませんでした。
ラップにパスタソースが付いていないので外しやすくて良いです。
他にも、微々たる差ではありますが食べ物の無駄も抑えられること、ラップを突き破ってしまう不安が無くなることも良いと感じました。
デメリットは特に無いと思います。
パスタソースの具が飛び散ることが気になる方は、是非W数を下げて温めてみてください。(500W→200Wは加熱時間を2.5倍です。)